岡山SP研究会のSP養成講座の内容

illust1595_thumb岡山SP研究会では、大切にしていることを養成講座で受講された方に伝えるために、さまざまな工夫をこらしています。

  • 講師

岡山SP研究会では、SP養成のために、奈義ファミリークリニック所長の松下明先生と岡山大学医療統合開発センター(歯学部門)の吉田さんに講師をお願いしています。SPからSPについて、もちろんお話しますが、SPを使って実際にコミュニケーション教育を実践している松下先生、吉田さんからもなぜSPが必要なのか、SPに求められているものは何かをお話していただきます。

  • 実施期間

岡山SP研究会では、約半年をかけて養成講座を実施しています(下記の表参照)。講座の内容だけみれば、1週間に1回ずつすれば、2ヶ月で終わります。しかし、半年近い時間をかけるのには、理由があります。

  • 修了証

すべての講座(説明会と見学説明会を除く)に出席された方にだけ修了証をお渡ししています。前回、出席できなかった分を次年度参加しても修了とはみなしていません。厳しいようですが、同じ内容であっても、ともに受講する方と最初から最後まで同じ空気を感じてもらいたいということ、やはり途切れず続けてきているからこそわかる気づきがあると考えています。

  • illust1575_thumbプログラム

SPといえば、患者シナリオに基づいて演技をすること、フィードバックをすることが、役割なのですが、私たちのSP養成講座では、いきなりSPの役割そのものを練習することはありません。今、感じていることを言葉にしてみる、自分自身のコミュニケーションの傾向を知るなど、SPとして求められる基本的なところから始めます。遠回りのようですが、そこを抜きでSPを伝えることは難しいのです。

  • シナリオ

同じシナリオを使って繰り返しロールプレイの練習をします。ロールプレイの練習の相手は、本物の医師である松下先生であり、ボランティアで協力してくれている医学部の学生さんたちです。初めから、本物の医療者(学生)を相手に面接をすることでリアルなロールプレイを体験します。

  • 実習の見学

実際のSPの働きを見学していただきます。実際にどのような役割を求められているのか、SPが参加する教育の現場での学生の反応を見ることができます。

  • SP養成講座の位置づけ

一番大切なところですが、SP養成講座を修了してすぐにSPとして活動ができるわけではありません。その後も勉強会や定例会に参加していただく必要があります。長い時間がかかります。しかし、SPは、医療コミュニケーション教育という真剣な場で役割を果たす必要があります。私たちが本気でなければ学生(学習者)の本気は引き出せないのです。